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    <title>Diary on 本の感想とか</title>
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    <description>Recent content in Diary on 本の感想とか</description>
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    <item>
      <title>読書会を立ち上げて一年が経った</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20251013/</link>
      <pubDate>Mon, 13 Oct 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20251013/</guid>
      <description>&lt;p&gt;思いつきで読書会を立ち上げてからちょうど一年が経った。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;何事もなく続いているし、先日は立ち上げ当初から冗談半分で言っていた万物理論読書会をついに実現することができた。9人も参加してくれて感謝しかない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;一年前の初回はテッド・チャンの『あなたの人生の物語』で「顔の美醜について」のカリーをつけたいかつけたくないかで議論したっけ。なつかしい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;正直、作った当初は半年くらいで空中分解するんだろうな、と思っていた。&#xA;自分はコミュニティを作って運営するような性格ではまったくないので、いまでも不思議な感覚だ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;まあ、会をやっているといっても毎月課題作を決めて集まって雑談しているだけで、何か負担があるわけではないが。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;かなりゆるい集まりなのでここまで何事もなく続いているのかもしれない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;特に目標も何もないけど、周りに恵まれていることに感謝しつつ、このまま長く続いたらいいな。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
    <item>
      <title>9月21日</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20250921/</link>
      <pubDate>Sun, 21 Sep 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20250921/</guid>
      <description>&lt;p&gt;コナンを初期から観始めた。本当は映画を観ていきたかったんだけど、8月いっぱいでサブスク配信が終了したらしい。&#xA;コナンのアニメ、1000話以上あるので重要な回だけをピックアップした記事を参考に見ている。それでも100話以上あるけど。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ということで飛び飛びで見てるわけだが、けっこう古典的な物理トリックが多めな印象。紐で鍵を引っ張って作られた密室みたいなやつ。現実ではそうはならんやろってのが多くて面白い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;名作として名高い「霧天狗伝説殺人事件」「呪いの仮面は冷たく笑う」はすごかった。物理トリックの傑作。実現はかなり無理があるけど笑&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;もしかしたらと思ってYouTubeで検索してみたら実際にやってみた人がいた笑&lt;/p&gt;&#xA;&lt;iframe width=&#34;300&#34; height=&#34;200&#34;  src=&#34;https://www.youtube.com/embed/aPRJfW0fwZo?si=ZSQveqZ1vzz6xs13&#34; title=&#34;YouTube video player&#34; frameborder=&#34;0&#34; allow=&#34;accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share&#34; referrerpolicy=&#34;strict-origin-when-cross-origin&#34; allowfullscreen&gt;&lt;/iframe&gt;&#xA;&lt;p&gt;もはや黒の組織とかどうでも良くなってきた。無限にコナンのトンチキ物理トリックを浴びていたい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;日曜に秋葉原に行ったら志摩リンが居たので買っちった(1400円)。初めてフィギュア買ったけど癒される&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;img src=&#34;https://piyoyuki.net/images/shimarin.jpg&#34; alt=&#34;志摩リン&#34;&gt;&#xA;&lt;p&gt;服の質感がとてもよい。ただ、でか過ぎて本棚に入らない&amp;hellip;&lt;/p&gt;</description>
    </item>
    <item>
      <title>瑠璃の宝石</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/rurirocks/</link>
      <pubDate>Tue, 16 Sep 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/rurirocks/</guid>
      <description>&lt;p&gt;アニメを10話まで観て、あまりにも面白すぎたので原作を既刊7巻まで読んだ。面白すぎるので科学好きはみんな観るべき。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;宝石好きの女子高生、谷川瑠璃が大学院生の荒戸凪に出会って鉱物学にのめり込んでいく物語。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;作者が鉱物学を専攻していただけあって、しっかり科学的なアプローチを踏んでいくのがとても良い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;採集した小さな石の調査から山、地球と巨大なスケールにつながっていくロマン。&#xA;数万年の単位で動く石から見ると人間なんてちっぽけな存在でしかないというのは痺れる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ただ、そこで人間を排除するのではなく、ちゃんと炭鉱の環境汚染や、海に捨てられたガラスから作られるシーグラスなど、人間の活動が石に関わってくるのも良いところ。&#xA;これにあくまで科学的な思考をする凪さんと、歴史から読み解こうとする伊万里さんという役割分担が発揮されていて面白い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;6巻からは古生物研との絡みが出てきてさらに面白くなる。たしかに鉱石採集で化石も取れることあるもんねー。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;瑠璃や硝子の進路選択も物語のキーとして取り上げられるが、5巻の硝子のエピソードでは感極まって泣いてしまった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;みんな凪さんに出会って前向きに変化・成長していく。眩しすぎる&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;今の精神状態で学部生に戻っていたら確実に宇宙地球科学専攻の研究室に行っていただろうな。&#xA;なんであのころは地学系にそこまで興味が持てなかったんだろう。不思議だ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;科学好きはみんな観てほしい（読んでほしい）作品だと思うが、特にアニメはかなり人を選ぶキャラデザになっていて複雑。&#xA;サイエンスものとして真面目に面白いんだけどなー。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ところで、Blueskyでは瑠璃の宝石の話をしている人がほとんどいなくて悲しい。&#xA;アニメやってるし公式図鑑がなかなか書店で買えない程度には流行ってるはずなんだけどな&amp;hellip;&#xA;最近特に過疎を感じる。きびしい。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
    <item>
      <title>女流棋士問題</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/2025-08-16/</link>
      <pubDate>Sat, 16 Aug 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/2025-08-16/</guid>
      <description>&lt;p&gt;将棋界で新たに導入される女流棋士の棋士昇格制度について、藤井七冠が「棋力の担保は取れているのでしょうか？」と質問したという記事が、特にジェンダーの人たちの目にとまり、議論を呼んでいる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;これについて知っていること、わかっていることを書いておく。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;棋士になる難しさ&#34;&gt;棋士になる難しさ&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;奨励会&#34;&gt;奨励会&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;棋士になる正規ルートは奨励会での昇段だ。6級から三段まで上がり、最終関門の三段リーグで上位2名に入れば四段（棋士）となる。&#xA;&lt;a href=&#34;https://www.shogi.or.jp/knowledge/world/01.html&#34;&gt;参考:将棋界について&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;言葉にすると簡単そうに見えるがこれはとてつもなく狭き門だ。&#xA;まず、奨励会入会には小学生で5〜6段の実力が必要で、これは県大会優勝レベルに相当する。全国の天才少年が集まった環境で、その中から棋士になれる割合は約1〜2割程度。&#xA;26歳までに四段（棋士）になれなければ強制退会という年齢制限もある。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;女性の奨励会の実績を見ると、これまで里見香奈、西山朋佳、中七海の3名が三段まで到達しており、いずれも年齢制限のため退会している。つまり、これまで棋士になった女性は存在していない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;考えられる理由として、そもそも将棋を指す女性の母数が少なすぎるという説が有力。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;なぜこれほど厳しいのか&#34;&gt;なぜこれほど厳しいのか&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;主な理由は棋士の身分保障制度にある。一度棋士になれば定年まで地位が保証されるため、入口での選別が極めて厳格になっている。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;加えて将棋連盟の予算制約も大きい。棋士は対局だけでなく普及活動も重要な仕事で、長期的なキャリアを前提とした職業設計になっている。そのため、デビュー時には現役棋士に対して7割近い勝率を維持できるずば抜けた実力が求められる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;それにしても、近年は将棋ソフトを用いた事前研究が前提になってしまったのもあり、奨励会全体のレベルが上がったことで、棋士になるハードルは更に高くなっていると思われる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;例えば、山下数毅三段は、三段でもプロ棋戦に参加できる竜王戦で4組昇級という類稀な成績を残したことで、特例としてプロ入りが確実になった。&#xA;しかし、三段リーグでは現在8勝6敗と苦戦している。（13勝5敗が一般的な昇段ライン）&#xA;そのため、そもそも現在の奨励会制度を修正するべきなのでは、という声も多い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;女流棋士&#34;&gt;女流棋士&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;女流棋士は正式な棋士とは別の制度で、1974年に将棋普及を目的として創設された。女流棋戦での対局もあるが、主な仕事は棋士の記録係や聞き手、普及活動など多岐にわたる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;現在の女流棋士は実力的には女流2級でアマチュア2〜4段程度とされている。トップクラスの女流棋士は奨励会初〜二段レベルの実力を持つといわれており、男性棋士との対戦でも一定の成績を収めている。女流トップの実力が向上したことが、今回の新制度の発端と考えられる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;既存の編入制度&#34;&gt;既存の編入制度&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;プロ編入試験&#34;&gt;プロ編入試験&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;実は、アマチュア・女流棋士から棋士になる道は既に存在する。&#xA;編入試験は、直近で棋士になった5人と対戦し、勝ち越すことで合格となる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;アマチュアからはこれまで、瀬川晶司、今泉健司、折田翔吾、小山直希の4名がプロ編入試験を突破して棋士となった。（うち3名は元奨励会三段）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;しかし女流棋士からの編入は実現していない。里見香奈と西山朋佳が挑戦したが、いずれも試験を突破できなかった。特に西山女流はあと1勝で合格というところで敗北し、話題となった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;女流とアマチュアの違い&#34;&gt;女流とアマチュアの違い&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;これは女流棋士の実力不足を示すものではない。女流棋士は公式戦の棋譜が大量に存在するため、編入試験の相手となる棋士が事前研究しやすい環境にある。一方、アマチュアは棋譜の入手が困難で、一発勝負の編入試験では相対的に有利な立場にある。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ただし、棋士になれば対戦相手からの対策は日常茶飯事であり、より長い持ち時間での対局に適応する必要もある。これらはプロの将棋界で活動するために乗り越えなければならない課題でもある。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;新制度&#34;&gt;新制度&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;新制度では白玲タイトルを5期獲得（クイーン白玲）することで棋士の資格を得られる。2025年4月に羽生善治前会長により提案され、同年6月の棋士総会で賛成多数により可決された。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;白玲戦は2020年創設の女流最高峰棋戦で、優勝賞金は5000万円と破格の待遇。女流棋戦で唯一の七番勝負でもある。&#xA;現在、西山朋佳が3期を保持しており、あと2期の獲得で制度適用第1号となる可能性が高い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;反対派の意見&#34;&gt;反対派の意見&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;批判の核心は実力担保の問題。主な論点は以下。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;女流棋戦は棋士から隔離された環境で行われており、女流タイトル獲得が棋士としての実力を証明するとは限らない&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;現在の女流トップでも、棋士との対戦成績は5〜6割程度&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;三段リーグ突破者や編入試験合格者と比べて、実力面での客観的な検証が不十分&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;男性は困難な既存制度を通過する必要があるのに、女性に別ルートを設けるのは不公平&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;賛成派の意見&#34;&gt;賛成派の意見&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;一方で、制度改革の必要性を重視する声もある。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;女流トップクラスの実力は確実に向上しており、男性棋士と対等に戦える水準に到達している&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;将棋界の多様性向上と普及拡大の観点から意義がある&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;そもそも奨励会制度自体が現代に合わなくなっている&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;この議論の背景にあるのは、これまでの純粋な実力による選抜を重視するか、それとも将棋界全体の発展や多様性を優先するか、という問いだ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;個人的には賛成寄り。棋士になれるといってもフリークラス（めんどくさいので説明は略）であって、実力が足りなければ10年で引退になる。これなら実力の担保云々はうるさく言う必要ないのでは。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;また、女流タイトル5期獲得というハードルが十分に高いので、この制度を利用してプロになれる人数はかなり制限されるのも賛成できる要素。プライドよりも将棋が普及・発展することのほうが重要だと思っている。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;とはいえ、この制度はすでに採択されたものであり、我々は見守るしかない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;今回、女性差別的な意味合いで話題になっていると思われるが、実態としては以上のようになる。また、藤井七冠の発言は純粋な質問であって、意義を唱えるという意図はあまりなかったのではないかと推測している。&lt;/p&gt;</description>
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      <title>機動戦士ガンダム</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/1stgandom/</link>
      <pubDate>Wed, 06 Aug 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/1stgandom/</guid>
      <description>&lt;p&gt;初代ガンダムを観た。&#xA;教養として観とくかーくらいの感覚だったんだけど、色褪せない深さ、面白さがある傑作だった。さすが現代まで語り継がれるだけある。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;アムロレイ&#34;&gt;アムロ・レイ&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;アムロ・レイに対してとにかく周りが厳しすぎる。「親父にもぶたれたことないのに！」は生意気なことを言ってぶたれたのかと思っていたが、けっこう理不尽な暴力だった。そりゃ民間人なのにいきなり戦わされたらガンダム乗るの嫌になるだろ&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;アムロをぶったブライトさんは調べたら19歳で驚く。ていうかアムロは15歳なんか&amp;hellip;全体的にみんな若すぎる。&#xA;ブライトさん、士官学校でてすぐにホワイトベースの指揮官を任され、みんなの命を守る立場にさせられてるから、アムロにイラついて殴ってしまうのもわからんでもないか&amp;hellip;？&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;そして母親、父親との関係もなぜかかなり冷めている。どうして&amp;hellip;&#xA;ずっと辛い目に遭わされるアムロ、なんだかんだ戦い続けていて屈強メンタルすぎる。&#xA;ガンダム乗って脱走とかしちゃうけど&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;シャアアズナブル&#34;&gt;シャア・アズナブル&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;みんな大好き赤い彗星。士官学校時代の親友ガルマ・ザビと表面上は仲良く付き合っておいてハメる流れはひどすぎると思った。口はうまいけどじっさい何考えているかわからない非情なタイプ。中盤で全然出てこなくなってシャアお前どこに行った？となった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;サイドエピソード&#34;&gt;サイドエピソード&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;初代ガンダム、本筋と関係ない番外回の出来が特にすばらしかった。14話の「時間よ、止まれ」、15話「ククルス・ドアンの島」とか。戦争の悲惨さ、戦っている相手も戦場を離れれば血の通った人間であることを描いている。&#xA;その分、話は全体的に重くなっていて、ぜんぜん子供向けではないなと思うところでもある。だがそれがいい&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;中盤得るものと失うもの&#34;&gt;中盤、得るものと失うもの&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;中盤、聞いたことのある名言やキャラ（黒い三連星とか）が登場してテンション上がるんだけど、同時に大切な仲間を失っていくのでとにかく重い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;リュウさん&amp;hellip;マチルダさん&amp;hellip;女スパイ&amp;hellip;&#xA;このへんもやはり、戦争の悲惨さ、理不尽さをしっかりと描いている。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;終盤唐突なニュータイプ論&#34;&gt;終盤、唐突なニュータイプ論&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;35話あたりの終盤は、打ち切り（52話の予定が43話に）というだけあって突然ものすごく駆け足に。&#xA;ララァ登場からのニュータイプ概念はスッと出てきてスッと終わったのでもっと丁寧に描いてほしかった感じはある。そのへんZガンダム以降で描かれるんだろうか&amp;hellip;？&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;ジオン軍&#34;&gt;ジオン軍&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;ジオンがアムロたち地球連邦軍にとってわかりやすい敵ではないこと、そしてジオンが最後までずっと地球連邦軍に苦戦し続けていたのは意外だった。アムロがいなくても連邦軍が勝っていたのでは&amp;hellip;？と思わずにはいられない。&#xA;まあ、ガンダムまで奪われるとその後の量産につながるので確かにジオンが勝っていてもおかしくないが。（ジークアクス世界線）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;名言&#34;&gt;名言&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;純粋に物語として面白かったのが一番だけど、とにかく聞いたことのある名言のオンパレードで面白い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;「アムロ、いきまーす！」（一回しか言ってない）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;「見せて貰おうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを！」&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;「ザクとは違うのだよ、ザクとは！」&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;「悲しいけどこれ、戦争なのよね」&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;などなど。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;ジークアクスなど他シリーズ&#34;&gt;ジークアクスなど他シリーズ&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;初代を見終わってから再び見るジークアクスが面白すぎた。初めて見たときは？？？だったものが全部わかる&amp;hellip;わかるぞ&amp;hellip;！！状態になる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;たとえば、エグザベ専用ギャン（ハクジ装備）のハクジって何？って思ってたんだけど、初代でギャンに乗るマ・クベが大切にしていた白磁の壺のことだったのか。（あれは&amp;hellip;いいものだ&amp;hellip;！）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;シャリア・ブルが初代だと終盤の1話で登場してスッと死んでいくキャラだったのは笑う。そして、シャリア・ブルがエグザベくんに「実戦は初めて？きみニュータイプだから大丈夫、いけるっしょ！」って言うくだりは、初代でシャアがシャリア・ブルに言う流れと同じでなるほど〜、となるなど。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;一番興奮したのはソロモン攻略戦でシャアが白い軽キャノンと遭遇して「アルテイシア！？」となるシーン。初見時はアルテイシアって誰だよ！？って感じだったが、あれセイラさんのことだったのか！&#xA;アムロがいない世界線でセイラさんがニュータイプとして覚醒？して白い機体に乗ることになってるのはアツすぎる&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ジークアクス、アルテイシアを登場させておいて一切の説明がないのが一番不親切だと思う。まあ終盤のララァが出てくんのもだいぶ置いてけぼりを食らったのでなんでもありか&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;他シリーズのオマージュもいろいろわかって面白い。&#xA;ガンダムシリーズ、だいたい最後は謎の超やばいビームが放たれてとんでもないことになるんだけど、それは全部、初代のソーラ・レイのオマージュだったのか。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;あとは水星の魔女の終盤の謎フェンシングや、ガンダムSEEDで主人公が砂漠に降り立つ展開とか。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;初代ガンダム、本当に観てよかった。&lt;/p&gt;</description>
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      <title>ガンプラ</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20250719/</link>
      <pubDate>Sat, 19 Jul 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20250719/</guid>
      <description>&lt;p&gt;ジークアクスを見て、小学生ぶりにガンプラを作りたくなった。&#xA;ヨドバシのおもちゃコーナーに行ってみたんだけど、ジークアクスのガンプラは全部品切れ。仕方なく水星の魔女のガンプラを購入。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;久々に作るガンプラは楽しかった。けどなんか物足りなさが&amp;hellip;&#xA;（ついでに水星の魔女のアニメを見たけどこれは傑作で最終話で号泣した）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;もっと難しいことに挑戦したいなーと思って、ガンプラの動画をYouTubeで見まくっていたらいろんなテクニックが解説されていて自分もやってみたくなった。動画で簡単に学べる良い時代だ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ちょうど秋葉原のヨドバシに行ってみたらジークアクスのガンプラが入荷してたので迷いなく購入。組み始めて思ったけどジークアクス、難易度高くてびっくりした。パーツが細かいし組み方もなんか特殊で難しい。対象年齢8才って書いてるけど8才には厳しくないか&amp;hellip;?(ぼくが世の8才を舐めているだけで、思ったほどやれるのかもしれない。子供の可能性は無限大。)&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;普通に組むのは飽きたので、今回は動画を見て知ったテクニックを色々取り入れてみた。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;二度切り（ランナーからパーツを切り出す時は少し余裕を持って切断し、あらためて根元から切る）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;ヤスリを400、600, 800, 1000番の順番でかけてゲート跡を目立たなくする（番号は目の荒さを表している）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;スミ入れをする（黒いペンで影を塗りつぶしたり、溝にスジを入れることで立体感を出す）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;つや消しスプレーをかけてプラスチック特有の安っぽいテカリを消す&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;やってみたらかなり良い仕上がりになって満足した。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;img src=&#34;https://piyoyuki.net/images/gq6x.jpg&#34; alt=&#34;ジークアクス&#34;&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;塗装も面白そうで気になってるけど、作業場所と近隣住民への公害の問題があるから難しいだろうなー&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;大人になってから子供の頃の遊びをやるのは予想以上に楽しかった。けど謎の強烈なノスタルジーに襲われて死にたくなったのも事実ではある。&#xA;あの頃に戻りたい&amp;hellip;&lt;/p&gt;</description>
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      <title>神は数学者か？</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20250709/</link>
      <pubDate>Wed, 09 Jul 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20250709/</guid>
      <description>&lt;p&gt;数学の歴史を古代ギリシャからたどりながら&amp;quot;数学の不条理な有効性&amp;quot;について考察していくノンフィクション。数学は発見か？それとも発明なのか？&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;数学の話だけど、数式は一切出てこないので数学の歴史と哲学性に興味がある文系の人にもおすすめできる本だったと思う。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;数学史&#34;&gt;数学史&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;数学をずっと体系的に学んできたので、こうやって数学の発展の歴史をちゃんと辿るって経験はあまりなかったかも。新鮮で面白かった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;たとえば、中学で当然のように習うx, yなどの変数や直交座標系も1600年代にデカルトが生み出したもので、意外と最近でびびる。&#xA;今だと当たり前に使ってるけど当時は当たり前じゃなかったんだな&amp;hellip;（当たり前）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;特にニュートンはやばい、やばすぎる。ニュートンがとんでもない天才だったというのを知れたのがいちばんの収穫だったかもしれない。似たようなアイデアを思いついた人は他にもいたらしいけど、アイデアだけで終わらせずに数学的に定式化するまで徹底的に考え抜いたのがすごい。なるほど。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;ニュートンの偉大な点とは、全ての法則を結びつけて統一理論を築き上げてしまう類稀なる才能、そして自身の理論を数学的に証明しようというこだわりにあったと言えるだろう&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;いままでは万有引力の発見すげーくらいの認識だったけど、当時を取り巻く環境や時代背景を知るとその凄さがよりわかるんだなあ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;19世紀の非ユークリッド幾何学の登場で、人間の認識と相性の良かったユークリッド幾何学は世界の記述に不完全であることがわかり、今まで信じられてきた数学信仰が崩れたって流れは面白い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;デカルトの思想は人間の感覚を信用しすぎているって話はなんか別の本で読んだっけ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;そもそも、人間は感覚器官から電気信号で送られたものを脳で処理して世界を知覚しているわけで、本物の世界を認識してるわけではないよな、という。&#xA;（たとえば赤外線や紫外線を知覚できないし）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;数学の不条理な有効性&#34;&gt;数学の不条理な有効性&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;数学の不条理な有効性、数学が現実の物質世界を記述するのになぜこれほどまでに威力を発揮するのか？という謎は昔から面白いと思っている。哲学の領域だから明確な答えがあるわけでもないけど。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;そういう意味で、最後のラッセルの一節はよかった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;問いに対して明確な回答を得るために哲学を学ぶのではない。（中略）むしろ問いそのものを目的として哲学を学ぶのである&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;自分の考えとしては、数学は確かに現実世界を表現するのにとても便利な道具だけど、全ての数学が有用なわけではなくて、その一部が物理学などに有効活用されている、という認識なので発明に近いんじゃないかなあと思っている。発明と発見どっちもあるなあと言ういちばん無難な立場。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;学部生のとき、教授に「大学数学はどの程度深入りすべきか？ちゃんと定理の証明まで理解するべきか？」という質問をしたことがある。（これは物理学専攻の人はみんなぶち当たる悩みだと思う）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;返ってきた答えとしては「物理屋にとって数学は道具。計算できればいいので、必要になった時に学べばいいよ」という内容だった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;まあ物理学の対象はあくまで現実の自然現象そのものであって、それが自然科学たる所以だよなあ。計算で近似しまくってるし。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;逆に、数学は実は自然科学ではないのにもかかわらず＜不条理な有効性＞があるためにいかにも自然科学っぽい顔をしてるのが面白い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;余談&#34;&gt;余談&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;SFだけどイーガンはかなり「数学は発見」的な立場だと思う。&#xA;ディアスポラの真理鉱山なんてもろにそう。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;あと、マックス・テグマークの＜数学的宇宙仮説＞（数学的に存在する全ての構造は物理的にもまた存在する）の立場でSFを書いていたりもする。直交三部作なんてその極地だ。（直交三部作、ハードすぎてまだ読めてない&amp;hellip;）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;イーガンは数学科出身だから、そういう思想なのは納得できる。そういったアイデアをハードSFとして昇華できるのは唯一無二。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;と結局イーガンで着地する。こいついっつもイーガンの話してんな&amp;hellip;&lt;/p&gt;</description>
    </item>
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      <title>衣替え</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20250614/</link>
      <pubDate>Sat, 14 Jun 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20250614/</guid>
      <description>&lt;p&gt;ブログのフレームワークをAstroからHugoに乗り換えた。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;理由は保守性の高さ。&#xA;Astroはv4からv5のバージョンアップでいくつか破壊的変更があり、今後も追随するのがめんどくさいなあと思ったので。&#xA;Hugoは歴史も長く、Goで実装されているのもあり後方互換性が信頼できる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;別に凝ったことがしたいわけではなく、ただのテキスト置き場として使ってるのでなるべく手間はかけたくない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;乗り換え自体はmarkdownファイルをごっそり移してくるだけなので簡単だった。&#xA;gitで管理するmarkdownブログはこういうところがいいですね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;テーマもシンプルでいい感じ。無駄がないスタイルが好きだ。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
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      <title>最近の読書について</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20250524/</link>
      <pubDate>Sat, 24 May 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20250524/</guid>
      <description>&lt;p&gt;去年あたりから何故かミステリが読めなくなり、文学だったり難しめのSFばかり読んでいたのだけど、最近急にミステリが読めるようになった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;今はミステリ・SFを中心としたエンタメ作品をを読んでいくモチベーションがかなり高い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;その原因はいろいろあるけど、最大のきっかけは「自分は読書に何を求めているのか？」について改めて考える機会があったこと。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;結論としては、自分にとっての読書はおもしろいかどうか？であって、それ以上でもそれ以下でもない、ということを再確認するに至った。原点回帰。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;去年は心機一転、読書に面白い以上の意味を求めていたらしい。新しいジャンルに挑戦し、新しい感性を獲得しよう、みたいな真面目な考えがあったんだと思う。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;それはそれで意味があるとは思うけど、積み重なって息苦しい読書になっていたのが、今年の上半期に小説が読めなくなっていた最大の原因だったと今ならわかる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;小説を通して自分が抱えている悩みに対する何らかの回答を得ようとか、思想を深めようとか、そういった人生に役立てるようなことは求めていない。むしろ全く役立ってほしくない、という願望がある。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;巷では「小説を読むと人生が豊かになる！」みたいなことが説かれていたりするけれど、自分からすると、役に立たないからこそ面白いんじゃねえか！という思いがある。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;心の奥底には犀川創平の「役に立たないものの方が楽しい」というセリフがずっと刻まれている。わざわざ小説を読んでいる理由は、「役に立たないものほど楽しい、そして小説を読むという行為は究極に無駄だから」。最高に無駄であるからこそ得られる最高の愉悦。それが自分にとっての読書だ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;自分の場合、理系かつミステリーが読書の原体験であることが起因している気がする。まさかそんなことが？とびっくりする発想や独特の視点が好きだ。そういう好奇心を満たすのが最高に楽しい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;息苦しい読書から解放され、純粋に面白い作品を楽しめるようになったのは本当に嬉しい。これからも意味のない読書を楽しんでいきたい。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
    <item>
      <title>『成瀬は天下を取りにいく』感想</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/narusetenka/</link>
      <pubDate>Thu, 22 May 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
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      <description>&lt;p&gt;光の小説、としかいいようがない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;成瀬も、その周りの人物も善性が高く、とにかく眩しい。&#xA;本屋大賞も納得の内容だった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;読む前は表紙とそのタイトルから涼宮ハルヒみたいなオラオラ系？主人公が周囲を巻き込んで何かを達成する話だと勝手に想像していたが全然違った。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;周囲の目を気にせず、自分の信念を突き通す成瀬に触れ合ううちに、周囲の人間が自然と感化されていく物語だった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;読み進めていくうちに成瀬のことがどんどん好きになっていく。そして最終章では、今まで何を考えているのかわからなかった成瀬の視点で物語が描かれることで、成瀬の思いが明らかになるというのがかなり新鮮でよかった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;高校時代、自分にも成瀬みたいな同級生がいたなあと思い出す。&#xA;自分の信念を突き通す人。いじめをみかけたら全力で仲裁しにくる。&#xA;めちゃくちゃ勉強ができて当然のように理三に進学したのも成瀬的。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;また、髭を全く剃らず、仙人のように髭を伸ばしていた。&#xA;あまりにも伸びすぎているため「髭を伸ばしすぎてはならない」という校則が追加された伝説がある。この辺もかなり成瀬っぽい。&#xA;一人称は「ワシ」で、僕のことを「アンタ」と呼んでいたのもかなり変だった。&#xA;色々と個性的ですげーやつだったなあ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ということで、この小説は自分にとっては特定の友達の思い出とリンクした特別な意味合いも持っている。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;つくづくいい小説だったなあ、と思う。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
    <item>
      <title>オールナイト上映</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20250209/</link>
      <pubDate>Sun, 09 Feb 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20250209/</guid>
      <description>&lt;p&gt;池袋は新文芸坐のオールナイト上映、&lt;strong&gt;全家族狂瀾怒濤ナイト&lt;/strong&gt;にいってきた。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;てっきり大学生が多いと思ってたが、おじさん・おばさんが多かった。&#xA;今回のラインナップが30~40年前の邦画だったからかもしれない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;オールナイト上映じたい、今は行われているところがかなり少なく、新文芸坐も昔は毎週行われていたが今は隔週開催になっているらしい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;今の時代はサブスクが主流だからしょうがないとはいえ悲しいね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;ウィークエンドシャッフル&#34;&gt;ウィークエンド・シャッフル&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;筒井康隆原作のドタバタコメディ。いかにも昭和って感じの映画で、人の家の冷蔵庫を勝手に開ける感じが割としんどかった。&#xA;いくらなんでも下品な胸糞シーンが多すぎる。全体的に「いったい何を見せられてるんだ&amp;hellip;」感が強かった。&#xA;過程を見ずに結果だけ見るとただ強盗が皆殺しにしただけに見えてしまうってオチはよかったけど&amp;hellip;&#xA;最後の高く吹っ飛んで頭から地面に埋まる泉谷しげるとかギャグでしかない。&#xA;妻役の秋吉久美子がとにかく妖艶ってのが評価ポイントなのはわかる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;ラフレシア&#34;&gt;ラフレシア&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;「すけべ妻、夫の留守に」というのが放映時のタイトルらしい。カオスなド変態ピンク映画。&#xA;深夜の映画館でピンク映画はきまずい。が、それもオールナイトのイメージだったのでちょっと楽しかった。&#xA;序盤で「光速がだんだん遅くなっている」というニュースがテレビで流れるが特に回収されない。夫婦のセックスシーンがなぜか早送りされるがその伏線だったのか&amp;hellip;？本当に謎。&#xA;終盤の嫁姑の刀vs嫁の包丁二刀流の戦いは笑った。「あなた、腕を上げたのはぬか漬けだけじゃなかったのね&amp;hellip;」&#xA;ひたすら奇抜さを狙ってる変態映画って感じで正直微妙だった。1時間と短かったからまあ許せるけど..&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;カタクリ家の幸福&#34;&gt;カタクリ家の幸福&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;ペンションを営む家族による死体隠蔽ホラーミュージカル（？）。なんかストップモーションの人形劇が途中で挟まったりする。かなりカオス。&#xA;ペンションに泊まりに来る客がことごとく変死していく暗い展開をミュージカルによって笑いに変えてしまうのは発明的。&#xA;忌野清志郎が日本語カタコトのロマンス詐欺師役でててくるのもなんかすごい。俳優もやってたんだ。&#xA;現状サブスクになく、見る手段がかなり限られているらしい。観れてよかった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;逆噴射家族&#34;&gt;逆噴射家族&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;狂気に蝕まれた家族のスクラップ・アンド・ビルド。&#xA;とにかく狂気のグルーヴがすごいとしか言いようがない。圧倒された。&#xA;これが上映会のトリなのも納得。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ほとんどのシーンが家の中で、家族しか登場しないのにここまで面白い展開にできるとは&amp;hellip;&#xA;おそらく逆噴射聡一郎先生の名前の元ネタだと思うんだけど、確かに逆噴射先生が好きそうな映画だった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;総括&#34;&gt;総括&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;自発的にはまず見ることのない映画ばかりだったので観れてよかった。&#xA;だた、どぎつい映画を連続して見たのでけっこう疲れた。&#xA;ドラえもんとかクレしん映画でオールナイトなら気軽に楽しめる気がする。そういうのはサブスクでできるのでやらなそうだけど。&lt;/p&gt;</description>
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      <title>「逆行の夏」「残像」ジョン・ヴァーリイ</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/20250203/</link>
      <pubDate>Mon, 03 Feb 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/20250203/</guid>
      <description>&lt;p&gt;円城塔がヴァーリイが好きだとインタビューで言っていたのが気になって、ヴァーリイ傑作選を買ったのをずっと積んでいた。&#xA;読んでみて、円城塔って純文学の人なんだなーとあらためて思った。たまたまSFを題材にしているだけで、書きたいのはボーイミーツガールだったりするよね。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;帯文もかいていたらしい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;まさかヴァーリイをご存知ない。何も失くしたことがないならそれでいいけど。&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;かっこいい。確かにそういう話だった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;逆行の夏&#34;&gt;逆行の夏&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;クローンの姉が月から水星に住むぼくらのところへやってきた。&#xA;ボーイミーツガールの瑞々しいジュブナイルSF。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;人類が太陽系外に進出したシリーズものの一編で、八世界シリーズというらしい。&#xA;太陽系を開拓しきっていて新しい冒険は残されていないという虚無感が描かれているのも面白いが、特徴的なのはやはり、性転換が自由自在でカジュアルに行われていて、家族観がかなり変容しているところ。&#xA;ここまで進んだジェンダー観が1970年代に描かれているのはすごい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;主人公が姉のクローンでなぜか性別が違うという設定で、序盤から混乱させられるのが面白い。こういうわけわからなさはSFの醍醐味だよなー。だんだんわかっていく気持ちよさ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;水銀の湖を泳ぐシーンは美しかった。が、家族の複雑な話は正直ピンと来なかったな&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;残像&#34;&gt;残像&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;目が聞こえない、耳も聞こえない人たちのコミューンの話。&#xA;ものすごくやさしくSF。題材からキムチョヨプの「マリのダンス」を思い出した。あっちはテロリズムな感じだけど&amp;hellip;&#xA;ヴァーリイとキムチョヨプ、けっこう近い雰囲気があると思う。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;コミューンの文化はそのオープンで自由なところがヒッピーみたいだと感じた。&#xA;調べてみるとヴァーリイ自身がヒッピーだったようで、60年代後半のアメリカでヒッピーのムーブメントがあったらしい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;最後は衝撃的で今でも消化できた感じがしていないが、失うことでしか得られないものがある、ということなんだろうか。コミューンの進んだコミュニケーションを決して理解できない悲しさと、それでも少しでもそこに近づきたい思いからあの選択をしたピンクを思うとなんともいえない気持ちになる。&#xA;一応ハッピーエンドではあるのか&amp;hellip;？&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ヴァーリイ作品は美しく感傷的で、間違いなく傑作なのはわかるんだけど、それを評価できる繊細さを自分は持ち合わせてないなあと感じた。生きやすさとのトレードオフ。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
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      <title>今年の読書</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/2025-02-02/</link>
      <pubDate>Sun, 02 Feb 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/2025-02-02/</guid>
      <description>&lt;p&gt;2025年ももう1ヶ月経って、ぼんやり方針みたいなのを考えたので書く。と言ってもどっかで変わるだろうけど。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;今年は短編メインで読んでいって、一つ一つにちゃんと感想を書いていこうかなーと思ってる。このブログの更新頻度も上げていきたいし。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;昔から短編集は全部読まないといけない気がしていたけど、当然そんなわけはなくて。雑誌にバラバラに掲載された作品を出版するためにひとまとめにしただけ、みたいなものも多い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;読んだ作品の記憶が曖昧になってしまうのは雑に読んでるのが原因だと思ってて、じっくり考えながら丁寧に読めば忘れないはず。ちゃんと感想を残しておけば思い出すのも楽になるし。なんか老を感じる動機だ&amp;hellip;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;具体的にはイーガンの短編は全部読み返したいと思っているので、イーガン作品の感想がかなり多めになると思う。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
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      <title>2024年印象に残った本</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/2024best/</link>
      <pubDate>Tue, 31 Dec 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/2024best/</guid>
      <description>&lt;p&gt;2024年は70冊くらい読んでいた。特に印象に残った小説を列挙。順位とかはない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;航路/コニー・ウィリス&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;ブラインドサイト/ピーター・ワッツ&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;ストーカー/ストルガツキー兄弟&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;クララとお日さま/カズオ・イシグロ&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;すべての、白いものたちの/ハン・ガン&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;菜食主義者/ハン・ガン&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;この世界からは出ていくけれど/キム・チョヨプ&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;春にして君を離れ/アガサ・クリスティー&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;サバイバー/チャック・パラニューク&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;小説/野崎まど&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;法治の獣/春暮康一&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;消滅世界/村田沙耶香&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;人間たちの話/柞刈湯葉&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;雑感&#34;&gt;雑感&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;流行りに乗って韓国文学を読んでみたがとても良かった。今後も読んでいきたい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;ハン・ガン作品、折に触れて思い出すのは「すべての白いものたちの」より「菜食主義者」の方。強靭な精神力と泥臭さがとにかく印象的。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;脳や意識、認知への興味は相変わらず。ブラインドサイトには特に影響を受けた。新書だが「意識の脳科学」「考える脳 考えるコンピューター」も良かった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;本格ミステリが読めなくなり、何を読んでもめんどくさくなって途中で挫折してしまう。変化はどうしようもないし受け入れることにする。&#xA;また読めるようになるだろうし、M1も年に一回見るから面白いのであって、毎日お笑い見てるとしんどくなると思う。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;&#xA;&lt;p&gt;2024年はBlueskyに移ってきて、読書会も作ってと、出会いに恵まれた一年だった。&#xA;2025年もたのしく読書していきたい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;</description>
    </item>
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      <title>『菜食主義者』/「私の女の実」感想</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/vegetarian/</link>
      <pubDate>Wed, 20 Nov 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/vegetarian/</guid>
      <description>&lt;p&gt;家父長制の暴力への抵抗とか都会の消費社会に摩耗する精神とか、動物性と植物性、肉体という牢獄からの解放&amp;hellip;&#xA;いろいろあると思うが、大まかには&amp;quot;わかり合えない家族&amp;quot;の話だととらえた。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;菜食主義者を読んだあと、原形とされる短編「私の女の実」も読んだ。どちらも植物になりたがる女性というのは共通しているが、私の女の実のほうがストレートに凝縮されていて好み。幻想的な収束が美しいし、何より救いがある。（決して明るいとは言えないが）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;対して菜食主義者はすさまじい。超越的な存在であるヨンヘが欲にまみれた他者の視線を通して描かれる生々しさが心をえぐってくる。ひたすら現実と地続きでドロドロしているが、そこに力強さや生への執着を感じるのも確か。読後感が全然違う。どうも、菜食主義者を書いていたときは精神状態がかなり悪かったらしい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ハン・ガンの静かで透き通った文体で描かれる、強烈な生々しさのギャップ。『すべての、白いものたちの』の、血のように白くない生臭いものを登場させることで対比的に白く美しいものを際立たせる手法を思い出した。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;今まで文体というものをあまり意識したことがなかったけど、ハン・ガンの文体はかなり好み。振り返ってみると、客観性のある描写と平易で淡々とした文章が好きなんだろうなあと思う。あと会話が少ないよね。会話より手紙やモノローグで語られることが多い印象で、あとはひたすら地の文が多い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;植物になるという狂気的な執着にとらわれたヨンへ、まったく迷いがなくて人間として揺るがない意志の強さは感じる。といっても、何かの拍子でポッキリ折れてしまいそうな脆さを持つ強さ。まあ、狂うというのはそういうことなんだろうけど。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ヨンヘ自身はほとんど語らず、ヨンヘのことを理解できない登場人物たちに語らせることで、人間とは遠い存在になっていくヨンヘの超越性が際立っている。全体的に漂う、たとえ家族であっても結局は他人でしかないという孤独感。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;姉の死にゆくヨンヘに対する羨望と、今まで自分の人生を生きてこなかったという絶望があまりにもつらい。それでも子供のために生きていかなければならない。まさに&amp;quot;慰めもなく目を見開き、底まで降りていく&amp;quot;話だ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;「菜食主義者」も「私の女の実」も夫が不理解であるところは同じだが、「私の女の実」の方は妻しか家族がいない孤独からの逃避だとしても、植物になっていく妻のことを静かに受け入れて最後まで面倒を見ているのがよかった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;そういえば最近、円城塔+田辺井蛙『読書で離婚を考えた』を読んだが、これくらいお互いを&amp;quot;わかりあえないもの&amp;quot;として理解して付き合っている関係性と距離感がいいなーと思った。なんだかんだ仲がいいのがすごく伝わってきてホッコリした。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;なぜか最近は人と人がわかりあえない話ばかり読んでいる気がしていて、世間の流行りを感じる。今読んでるキム・チョヨプ『この世界からはでていくけれど』もそう。（これも良作ぞろいの短編集ではある）マイノリティに寄り添うテーマだとそういう流れになるのはまあ仕方ないか。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;分かり合えない話は昔から好きなんだけど、このテーマに関しては自分の中で明確な結論が出ているのもあっておなかいっぱいな気もしている。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
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      <title>『ナイン・ストーリーズ』感想</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/ninestories/</link>
      <pubDate>Sun, 20 Oct 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/ninestories/</guid>
      <description>&lt;p&gt;サリンジャー難しすぎる、というか合わなかった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;当時のアメリカの文化や社会情勢に詳しくないのもあるが、細かい仕草や会話の端々から人の感情を読み取らなければわからない作品が多くて本当に難しい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;自分は徹底的に人の感情に興味を持てないので正直苦痛だった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;興味がないどころか、登場人物の感情を推察することに明確な心理的ブレーキが発生することに気づいたのは発見。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;「読めないものは読まない」がモットーで、これはかなり変えにくい考え方なんだろうな。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;思えば、客観的な情景描写や情報提示、抽象的な思考・アイデアに興味があるのであって、それがミステリやＳＦが好きな理由なんだよな、と再認識。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;文学との相性の悪さをどうしても感じてしまう。少しずつ克服していきたい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;パロディされがちな「バナナフィッシュにうってつけの日」「笑い男」が読めたのはよかったと思う。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
    <item>
      <title>『フラニーとズーイ』感想</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/frannyandzooey/</link>
      <pubDate>Tue, 15 Oct 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/frannyandzooey/</guid>
      <description>&lt;p&gt;フラニーに全く共感できなかった。&#xA;自他の肥大化したエゴの悩み、自分にもそういう時期があったはずなんだけどまったく思い出せない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;身の回りに偉そうに知識人ぶってた人がいた記憶もほとんどない。絶対いたはずなんだけど&amp;hellip;&#xA;みんな知的好奇心が強いだけで謙虚だった気がするなあ。（都合よく改ざんされた記憶？）&#xA;理学部なんてオタクの集まりだからキラキラ系もほぼいなかったし。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;フラニーは学問そのものが欺瞞と否定しだすけど、理系分野は正しさが一定の水準で担保されてるからそういう発想を持ったこともない。アインシュタインを批判するやつなんていないしね。&#xA;科学が発展しすぎて、学部で学ぶ内容が400~100年前の出来事だったりするのも謙虚にならざるを得ないんだよなー。そもそも巨人の肩に乗るのがめちゃめちゃ難しい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;スノッブに対して否定的な感情も今やあまりない気がする。自然科学とか技術畑だとどれだけ偉そうに知ったかぶっても結局実力が見えちゃうし、それはそれとして知識は得るものがあるので感情とは切り離せる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;フラニーとズーイは神童だし、イェール大学？のエリートの話だからプライド高かったりしていろいろあるんだろうなあ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;とにかく、フラニーの悩みは文系大学生あるあるっぽいけど自分には全然わからなかった。もしかして、ぼく自身がレーンみたいなスノッブだからわからないのか？？？（そうであってほしくない&amp;hellip;）&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;そしてズーイ。最初はユーモアに富んでて楽しいやつだなあと思ってたけど、ずっと講釈垂れ流しててだんだん嫌な奴だな&amp;hellip;となってしまった。&#xA;ズーイもテレビ番組の呪い（『ワイズ・チャイルド』コンプレックス）にかかってるだけあって、フラニーを説得することによって自分を正当化というか、自身が気持ちよくなるためにやってるように感じてしまった。&#xA;人の感想をみると兄弟愛と捉える人がほとんどだからひねくれてるかも。人格破綻者ですまん&amp;hellip;&#xA;文学作品を読むと自分の共感能力の低さにびっくりするし、人間って全然わからない宇宙人だな&amp;hellip;と思う。&#xA;パターン認識で対人関係うまくやってるだけで何もわからない。雰囲気で社会をやっている。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;サリンジャーは不安定な登場人物が出てくるせいか、読んでるこっちまで不安定になる魔力があるような。多感な10代のときに読んでると全然ちがったんだろうなーと想像する。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;内容は全然わからなかったけど、文章の視覚的なわかりやすさ、リズミカルな文体のすごさはなんとなくわかったので読めてよかった。&lt;/p&gt;</description>
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      <title>イーガンの魅力を語る</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/gregegan/</link>
      <pubDate>Tue, 01 Oct 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/gregegan/</guid>
      <description>&lt;p&gt;SNSでイーガンの話ばかりしているので、たまに「イーガンのどこが良いんですか？」と聞かれる。あまりうまく答えられなかったのでここに書こうと思う。&#xA;ちなみに全部読んでるわけではなく、直交三部作とゼンデギといくつかの短編は未読。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;ぶっ飛んだアイデア&#34;&gt;ぶっ飛んだアイデア&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;まずはこれ。とにかくぶっ飛んでる。『順列都市』の塵理論とか『暗黒整数』の異世界との数学定理証明バトルとか『ボーダー・ガード』の量子サッカーとか。何食ったら思いつくんだって独創性に富んだアイデアの奔流を見せてくれる。ぶっ飛んだアイデアを摂取すると脳みそがしびれる感覚がある。これぞハードSFの醍醐味。&#xA;数学や物理、情報科学などの知識がないと理解が厳しいところがあるかもしれないけど大丈夫、多分みんなちゃんと理解してない。おれたちは雰囲気でイーガンを読んでいる。&#xA;よくわかんないけどなんか面白い、それがイーガンのすごいところ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;自由意志アイデンティティ&#34;&gt;自由意志・アイデンティティ&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;イーガンといえばアイデンティティの代名詞ってくらい自己同一性と自由意志に関する鋭い洞察を書いている。&#xA;脳に埋め込まれ、自分自身を観察・学習し続ける＜宝石＞による意識のコピーの話（『ぼくになることを』）や、病気により幸せを感じる分泌物に異常が出てしまい、好き嫌いの感情を化学的にコントロールできるようになった青年の話（『しあわせの理由』）などなど。&#xA;「自分という存在ははたして本物なのか？」「どこからどこまでが人間といえるのか？」「この選択は本当に自分の自由意志によるものなのか？」と根底から揺るがせてくる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;『祈りの海』収録の「ぼくになることを」や『しあわせの理由』の表題作はイーガンを読み始めたときに出会って衝撃を受けた。未読の人はまずはそこから読んでみることをおすすめする。短編で現実に近い話なので読みやすい。&#xA;『祈りの海』収録の「貸金庫」が新海誠の『君の名は』に影響を与えたのはそこそこ有名な話。毎日知らない人間として目覚め、その人間として生活する。その場合の&amp;quot;自分&amp;quot;とは何なのか。おもしろそうでしょ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;多様性と個の尊重&#34;&gt;多様性と個の尊重&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;これは『万物理論』で最も顕著か。男性でも女性でもない「汎性」を含んだ7つのジェンダーや、自らの塩基配列の構成要素（ATGC）を変えることで新人類として進化した実業家、他者への中途半端な理解を拒絶する自発的自閉症協会など、未来社会における多様な人間のあり方を描いている。&#xA;特に自発的自閉症協会はすごくて、「愛とは相手を理解しているという錯覚であり自己欺瞞にすぎない」と切り捨て、他者を理解する脳の部位を切除して別の存在として分岐してしまおうとする。&amp;ldquo;人間性&amp;quot;とは何か、その治療は本当に治療と言えるのか？と考えさせられる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;このような作品を読んでいると、「他者とは究極的には理解できないものであり、それゆえに最大限の敬意を払いながら適切な距離感で接するべき」というスタンスを感じ、勝手に共感している。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;また、イーガンの作品世界には思想が強く一貫性のある理知的なキャラクターばかり登場するイメージがある。ときに衝突するがそれぞれの理想があり、その実現に向けて行動している。みんな真っ直ぐに生きていて好感が持てる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;未知に対する柔軟性&#34;&gt;未知に対する柔軟性&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;精神の入れ物にすぎない肉体はいくらでも改変でき、果ては肉体を捨ててソフトウェアのみの存在になる始末（『ディアスポラ』）。意識はコピー可能であり、魂＝ソフトウェアなのだ。&#xA;核となる不変のアイデンティティさえ失わなければ、精神構造すら改変しても人は進化し続けられる。&#xA;『ディアスポラ』の主人公ヤチマが果てしない宇宙の旅の果てにたどり着いた&amp;quot;自分のなかで不変なもの&amp;quot;に感動しない人はいないはず。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;『シルトの梯子』における別宇宙の生命体に対するスタンスには驚いた。&#xA;直接接触するのが難しい生命体に対し、人間のほうが肉体を作り変えることでコミュニケーションを取ろうとするのだが、やはりここにも他者への最大限のリスペクトを感じる。&#xA;他者を変えるのではなく自分から変わる。未知の存在に対してとことん柔軟な考え方をするのもイーガンの特徴だ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;楽観的な人間讃歌&#34;&gt;楽観的な人間讃歌&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;イーガンは「人間の本質は善であり、厄災に巻き込まれても人々は自然と連帯し、叡智を結集してよりよい未来を作ることができる」という世界観を持っているように思う。&#xA;これは『堅実性』に顕著で、他の作品でも大きな危機を回避するためにみんなで科学を進歩させてなんとかする話が多い。&#xA;また、「人類の未知への終わりなき探求心」という話では『プランク・ダイヴ』収録の『伝播』がとても良い。&#xA;変化することに常に前向き。この楽観的な人間讃歌が生きる元気を与えてくれる。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;まとめ&#34;&gt;まとめ&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;とりあえずこんなところかなー。全体的に見て「自由・楽観・好奇心」がイーガンを語る上でのキーワードと言えるかも。&#xA;正直なところ、イーガンを集中的に読んだのがけっこう昔で忘れていることが多い。ちまちま再読中なので思い出したらまたここに追記・修正する予定。&lt;/p&gt;</description>
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      <title>読書会をやります！</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/dokusyokai/</link>
      <pubDate>Tue, 03 Sep 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/dokusyokai/</guid>
      <description>&lt;p&gt;突然ですが読書会を開催します！&#xA;SNSで小説の感想を共有するのは楽しいですが、一つの作品についてネタバレを気にせず意見交換したいと思ったことはありませんか？&#xA;読書は基本的に孤独な行為ですが、他の人の感想を聞くと新たな視点に触れられてよりいっそう面白くなるものです。&#xA;そこで、試験的にオンラインで読書会を始めてみようと思います！&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;読書会とは&#34;&gt;読書会とは？&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;読書会というと学会のような怖いイメージを持つ人もいるようですが（？）、学生時代に推理小説研究会に所属していた身から言わせてもらうと、全くそんなことはありません！&#xA;ただ楽しくわいわい作品についてお話する会です。&#xA;読書会の流れとしては、&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ol&gt;&#xA;&lt;li&gt;メンバーの一人が立候補して課題作を決定し（通称&amp;quot;マスター&amp;quot;と呼びます）、事前に概要や考察をまとめたレジュメを作成しておきます。&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;読書会開催時はまずマスターがレジュメを周りに共有し、そのあと一人ずつ順番に意見や感想を述べていきます。&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;全員が感想を言い終わったらあとは自由&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ol&gt;&#xA;&lt;p&gt;という感じです。&#xA;なので全く身構える必要はありません。最悪、課題作を読まずに参加しても大丈夫です笑&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;具体的な概要&#34;&gt;具体的な概要&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;今思い描いてるのは&lt;/p&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;Discordに読書会専用のサーバーを作成（Discordアカウントが必要です）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;月に一回程度、課題作を決めて集まり、感想を共有&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;課題作を決めた人（マスター）がレジュメを作成し、読書会を進行する&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;基本的に音声通話で実施、チャットでの参加も可&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;読書会以外でもDiscordのテキストチャンネルで自由に交流（映画の上映会とかもありかもしれませんね）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;というものです。&#xA;補足しておくと、Discordとはテキストチャット・ビデオ通話・音声通話ができるオンラインコミュニケーションツールです。ゲーマー御用達のツールですが、読書会の運用にも適していると考えています。&#xA;参考： &lt;a href=&#34;https://discord.com/download&#34;&gt;Discordダウンロードリンク&lt;/a&gt;、 &lt;a href=&#34;https://support.discord.com/hc/ja/articles/360045138571-Discord-%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89&#34;&gt;Discord初心者ガイド&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;目指すのは、ガチな議論というよりは、ゆるく楽しく自由に語り合える場です。&#xA;「〇〇はどういうことなんだろう&amp;hellip;？」という疑問はもちろん、「〇〇が面白かった！」といった感想も歓迎です！&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;義務や強制力はできるだけ発生させたくないので、読書会はマスター以外は自由参加、コミュニティに入るのも抜けるのも自由という方針にしたいと思います。とにかく楽しく本の話ができればOKです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;これから決めること&#34;&gt;これから決めること&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;ul&gt;&#xA;&lt;li&gt;具体的な開催日時や頻度（月一開催、土日のどこかを想定しています）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;取り扱う小説のジャンル（特に限定する気はないですが、SFやミステリがメインになる気がしています）&lt;/li&gt;&#xA;&lt;li&gt;今後の運用方針&lt;/li&gt;&#xA;&lt;/ul&gt;&#xA;&lt;p&gt;などなど。&#xA;これらはメンバーで相談して決めていきましょう。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;初回について&#34;&gt;初回について&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;まことに勝手ながら、初回の読書会はテッド・チャンの『あなたの人生の物語』にしようと思います。&#xA;詳細は未定ですが、9月末～10月はじめあたりに開催できたらいいなと思ってます！元ネタの物理学をわかりやすく解説しようとおもいます。&#xA;短編集ですが、表題作のみ（100ページ程度）を読んでの参加でも問題ありません。&#xA;余裕があれば他の収録短編や映画『メッセージ』を見ていただけると盛り上がると思います。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;さいごに&#34;&gt;さいごに&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;興味のある方は、私にリプライまたはDMでご連絡ください。読書会用Discordサーバーの招待コードをお送りします。また、不明点が多いと思うので質問も受け付けます。お気軽にどうぞ。&#xA;まずは小規模（10人程度）でスタートしたいので、参加はFF内の方に限定させていただきます。ご了承ください。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
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      <title>『フォン・ノイマンの哲学』感想</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/neumann/</link>
      <pubDate>Fri, 23 Aug 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/neumann/</guid>
      <description>&lt;h2 id=&#34;20世紀の天才たち&#34;&gt;20世紀の天才たち&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;フォン・ノイマンの哲学を読んだ。ノイマン自身も面白かったけど、同時代の数学・物理学者のエピソードも面白かった。&#xA;久しぶりに放浪の数学者エルデシュの逸話を読んでかっけ～となったし、天才だが人格に難があるシラードに対しての「シラードは冷蔵庫に閉じ込めておいて、アイディアが必要になった時だけ出せばよい」というジョークには笑った。&#xA;ほかにもゲーデルやチューリングなど、20世紀の天才数学・物理学者は面白エピソードに事欠かなくてすごい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;徹底的な経験主義&#34;&gt;徹底的な経験主義&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;ノイマンとゲーデルにここまで深い関係があったのは知らなかった。&#xA;ノイマンは数学基礎論でも業績を上げていたが、ゲーデルが不完全性定理を証明したことであっさりと負けを認め、以降いっさい数学基礎論に立ち寄らなかったという話は面白い。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;さらに興味深いのが、ゲーデルは人間の経験から切り離したところに、数学的厳密性という絶対的な概念が存在するという「数学的実在論」を信じて疑わなかったのに対し、ノイマンはあくまで数学は人間の経験と切り離せないという「数学的経験論」を主張していたってところ。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ノイマンは幅広い分野でたぐいまれなる業績を残しているわけだけど、経済や心理学などの応用分野に多くの貢献があるのは「数学は現象を記述するための道具にすぎない」という考えだったからなのかなーと思う。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;たまにSNSで「実数は存在しない」と主張する人がいて馬鹿にされていたりするが、あれは誰も”１”という数字の実在をその目で見た人がいないという意味では正しい。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;実数や虚数など完全に抽象的な数学的な概念によって現実世界をうまく記述できているのは実は当たり前ではないということを、多くの人が見過ごしがちだと思う。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;世界をよりうまく記述するために、いつか数学以外の全く新しい概念の道具が必要になる可能性も不自然じゃない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;ノイマンという人間感情について&#34;&gt;ノイマンという人間、感情について&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;ノイマンはよくジョークを言って周囲を和ませたが、他人の感情に立ち入ることはしなかった、というのは個人的にはかなりわかる。&#xA;人の感情がわからないんじゃなくて、知ったところでどうにもならないのであえて理解しようとしない、という立場。&#xA;自己防衛なんだろうなーと思ったりもする。実際かなり楽だし。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;この本、「人間のふりをした悪魔」という副題がついているが、ノイマンは問題を解くことにしか興味がなかっただけなんだと思う。知的好奇心だけに生きた人。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;「悪意のない悪が一番たちがわるい」という意味なら、その通りだと思う。&lt;/p&gt;</description>
    </item>
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      <title>The Witness感想</title>
      <link>https://piyoyuki.net/posts/witness/</link>
      <pubDate>Thu, 22 Aug 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://piyoyuki.net/posts/witness/</guid>
      <description>&lt;p&gt;この記事はけっこうネタバレを含みます。The Witnessをプレイしましょう。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;the-witnessをクリアした&#34;&gt;The Witnessをクリアした。&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;神ゲーだった。といっても完全クリアはまだで、風景パズルとか全然解けてない。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;簡単に言うと「法則を推測しながら一筆書きパズルを解いていく」パズルゲームなのだが、最初は通用していた法則が問題を解いていると通用しなくなり、仮定していた法則を変更せざるを得なくなる瞬間がなんども訪れる。これが最高に面白かった。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;大げさだけど、ニュートン力学をはじめとした古典力学で説明できていたものが、それでは全く説明できない現象にぶち当たって量子力学という学問が生まれたように、まさに物理学の発展の過程だな～とおもった。&#xA;実際、大学で物理学を講義をうけていたときは「この理論は間違っていたので新しい理論が生まれました」みたいなちゃぶ台返しが頻繁に起こっていて面白かった。&#xA;物理学はそういった修正を繰り返しながら漸近的に真理に近づいていく学問なんだよなー、ということを思い出した。ちょっと飛躍しすぎか。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;でもwitnessはその辺絶対わかってやってるよなーと思った。隠し映像でファインマンの講義があったりしたし。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;風景パズル&#34;&gt;風景パズル&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;このゲームをやっていると風景に無数のパズルが仕込まれていることに気づく。&#xA;これが日常にも侵食してきて、何気ない日常の風景にも何か意味が隠されているんじゃないかと疑心暗鬼になる。&#xA;ほとんど病気というか、まさにbloodborneで啓蒙が上がると見えないものが見えてしまい、発狂しやすくなる、みたいなものだと思った。一般的なクトゥルフ用語だとSAN値（正気度）になるのかな？&#xA;人を狂わせるとんでもないゲーム、それがThe Witness。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;なんて言いながらも島を冒険しながらパズルを解くのはめちゃめちゃ楽しかった。&#xA;すべてに意味があると思いこんで夢中になるのは楽しい。それがすべて幻想だったとしても。&lt;/p&gt;</description>
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